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資料3-2 いわき市地域自立支援協議会 | いわき市役所

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障害福祉サービス及び相談支援並びに市町村及び都道府県の地域生活支援事業の提

供体制の整備並びに自立支援給付及び地域生活支援事業の円滑な実施を確保するため

の基本的な指針(平成十八年厚生労働省告示第三百九十五号)

【最終改正 平成二十六年厚生労働省告示第二百三十一号】

我が国の障害保健福祉施策においては、障害者及び障害児(以下「障害者等」という。)

が、基本的人権の享有主体である個人の尊厳にふさわしい日常生活又は社会生活を営む

ことができるよう必要な支援を行うことにより、全ての国民が、障害の有無によって分

け隔てられることなく、相互に人格と個性を尊重し合いながら共生する社会(以下「共

生社会」という。)の実現に寄与することを目指して、制度を整備してきたところであ

る。

平成十五年度においては、障害者の自己決定を尊重するため、行政が障害者に必要な

サービスの内容等を決定する措置制度から、障害者が自ら事業者と契約し、サービスを

選択できる支援費制度へと転換した。

平成十八年度においては、障害者自立支援法(平成十七年法律第百二十三号)の施行

により、身体障害者及び知的障害者に加え、支援費制度の対象となっていなかった精神

障害者も含めた一元的な制度を確立した。また、同法においては、地域生活への移行や

就労支援といった課題に対応するとともに、障害者等が自立した日常生活又は社会生活

を営むために必要な障害福祉サービスや相談支援等が受けられるよう、福祉施設や事業

体系の抜本的な見直しを行った。さらに、市町村及び都道府県に対して障害福祉計画(市

町村障害福祉計画(同法第八十八条第一項に規定する市町村障害福祉計画をいう。以下

同じ。)及び都道府県障害福祉計画(同法第八十九条第一項に規定する都道府県障害福

祉計画をいう。以下同じ。)をいう。以下同じ。)の作成を義務付け、サービスの提供

体制を計画的に整備する仕組みを導入した。

その後、障がい者制度改革推進本部等における検討を踏まえて障害保健福祉施策を見

直すまでの間において障害者等の地域生活を支援するための関係法律の整備に関する

法律(平成二十二年法律第七十一号。以下「整備法」という。)の施行による利用者負

担の見直しや相談支援の充実等を経て、平成二十五年度からは、障害者自立支援法が改

正され、障害者の日常生活及び社会生活を総合的に支援するための法律(以下「法」と

いう。)として施行された。法においては、障害者等が日常生活又は社会生活を営むた

めの支援は、共生社会を実現するため、社会参加の機会の確保及びどこで誰と生活する

かについての選択の機会が確保され、地域社会における共生を妨げられないこと並びに

社会的障壁の除去に資するよう、総合的かつ計画的に行わなければならない旨を基本理

念として掲げるとともに、障害福祉サービスの対象となる障害者の範囲の見直しや障害

者等に対する支援の拡充を行い、障害福祉計画については、定期的に調査、分析及び評

価を行い、必要があると認めるときは、障害福祉計画を変更することその他の必要な措

置を講じることを法律上明記し、サービス提供体制の更なる計画的な整備を図ることと

した。

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2

に関してサービス等利用計画(法第五条第二十項に規定するサービス等利用計画をい

う。以下同じ。)の作成が可能な体制を整備することを前提として、障害者の地域生活

を支援するためのサービス基盤整備等に係る平成二十九年度末の目標を設定するとと

もに、平成二十七年度から平成二十九年度までの第四期障害福祉計画の作成又は変更に

当たって即すべき事項を定め、障害福祉サービス及び相談支援並びに市町村及び都道府

県の地域生活支援事業を提供するための体制の確保が総合的かつ計画的に図られるよ

うにすることを目的とするものである。

第一 障害福祉サービス及び相談支援の提供体制の確保に関する基本的事項

一 市町村及び都道府県は、障害者等が日常生活又は社会生活を営むための支援は、

共生社会を実現するため、全ての障害者等が可能な限りその身近な場所において必

要な日常生活又は社会生活を営むための支援を受けられることにより社会参加の

機会が確保されること、どこで誰と生活するかについての選択の機会が確保され、

地域社会において他の人々と共生することを妨げられないこと及び障害者等にと

って日常生活又は社会生活を営む上で障壁となるような社会における事物、制度、

慣行、観念その他一切のものの除去に資することを旨とする法の基本理念を踏まえ

つつ、次に掲げる点に配慮して、総合的な障害福祉計画を作成することが必要であ

る。

1 障害者等の自己決定の尊重と意思決定の支援

共生社会を実現するため、障害者等の自己決定を尊重し、その意思決定の支援

に配慮するとともに、障害者等が必要とする障害福祉サービスその他の支援を受

けつつ、その自立と社会参加の実現を図っていくことを基本として、障害福祉サ

ービス及び相談支援並びに市町村及び都道府県の地域生活支援事業の提供体制

の整備を進める。

2 市町村を基本とした身近な実施主体と障害種別によらない一元的な障害福祉

サービスの実施等

障害者等が地域で障害福祉サービスを受けることができるよう市町村を実施

主体の基本とする。また、障害福祉サービスの対象となる障害者等の範囲を身体

障害者、知的障害者及び精神障害者並びに難病患者等(治療方法が確立していな

い疾病その他の特殊な疾病であって障害者の日常生活及び社会生活を総合的に

支援するための法律施行令(平成十八年政令第十号)別表に掲げるものによる障

害の程度が、当該障害により継続的に日常生活又は社会生活に相当な制限を受け

る程度である者をいう。以下同じ。)であって十八歳以上の者並びに障害児とし、

サービスの充実を図り、都道府県の適切な支援等を通じて地域間で大きな格差の

ある障害福祉サービスの均てん化を図る。また、発達障害者及び高次脳機能障害

者については、従来から精神障害者に含まれるものとして法に基づく給付の対象

となっているところであり、引き続きその旨の周知を図る。さらに、難病患者等

についても、引き続き法に基づく給付の対象となっている旨の周知を図ってい

く。

(3)

3

応したサービス提供体制の整備

障害者等の自立支援の観点から、入所等(福祉施設への入所又は病院への入院

をいう。以下同じ。)から地域生活への移行、地域生活の継続の支援、就労支援

といった課題に対応したサービス提供体制を整え、障害者等の生活を地域全体で

支えるシステムを実現するため、地域生活支援の拠点づくり、NPO 等によるイン

フォーマルサービス(法律や制度に基づかない形で提供されるサービスをいう。)

の提供等、地域の社会資源を最大限に活用し、提供体制の整備を進める。

特に、地域生活支援の拠点等の整備に当たっては、地域での暮らしの安心感を

担保し、親元からの自立を希望する者に対する支援等を進めるために、地域生活

への移行、親元からの自立等に係る相談、一人暮らし、グループホームへの入居

等の体験の機会及び場の提供、ショートステイの利便性・対応力の向上等による

緊急時の受入対応体制の確保、人材の確保・養成・連携等による専門性の確保並

びにサービス拠点の整備及びコーディネーターの配置等による地域の体制づく

りを行う機能が求められており、今後、障害者の高齢化・重度化や「親亡き後」

を見据えて、これらの機能をさらに強化する必要がある。また、こうした拠点等

の整備にあわせて相談支援を中心として、学校からの卒業、就職、親元からの自

立等の生活環境が変化する節目を見据えて、中長期的視点に立った継続した支援

を行う必要がある。

こうしたサービス提供体制の整備については、個別の状況に応じて、関係者や

障害者本人が参画して行う議論を踏まえた上で、市町村及び都道府県が定める障

害保健福祉圏域(以下「圏域」という。)ごとの整備の在り方を障害福祉計画に

位置づけ、計画的に推進する。

二 障害福祉サービスの提供体制の確保に関する基本的な考え方

障害福祉サービスの提供体制の確保に当たっては、一の障害福祉計画の基本的理

念を踏まえ、次に掲げる点に配慮して、目標を設定し、計画的な整備を行う。

1 全国で必要とされる訪問系サービスの保障

訪問系サービス(居宅介護(法第五条第二項に規定する居宅介護をいう。以下

同じ。)、重度訪問介護(同条第三項に規定する重度訪問介護をいう。以下同じ。)、

同行援護(同条第四項に規定する同行援護をいう。以下同じ。)、行動援護(同

条第五項に規定する行動援護をいう。以下同じ。)及び重度障害者等包括支援(同

条第九項に規定する重度障害者等包括支援をいう。以下同じ。)をいう。以下同

じ。)の充実を図り、全国どこでも必要な訪問系サービスを保障する。

2 希望する障害者等への日中活動系サービスの保障

希望する障害者等に日中活動系サービス(療養介護(法第五条第六項に規定す

る療養介護をいう。以下同じ。)、生活介護(同条第七項に規定する生活介護を

いう。以下同じ。)、短期入所(同条第八項に規定する短期入所をいう。以下同

じ。)、自立訓練(同条第十二項に規定する自立訓練をいう。以下同じ。)、就

労移行支援(同条第十三項に規定する就労移行支援をいう。以下同じ。)、就労

継続支援(同条第十四項に規定する就労継続支援をいう。以下同じ。)及び地域

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で提供されるサービスをいう。以下同じ。)を保障する。

3 グループホーム等の充実及び地域生活支援拠点等の整備

地域における居住の場としてのグループホーム(法第五条第十五項に規定する

共同生活援助を行う住居をいう。以下同じ。)の充実を図るとともに、地域移行

支援(同条第十八項に規定する地域移行支援をいう。以下同じ。)及び地域定着

支援(同条第十九項に規定する地域定着支援をいう。以下同じ。)、自立支援訓

練事業等の推進により、入所等から地域生活への移行を進める。

また、必要な訪問系サービスや日中活動系サービスを保障することによって、

障害者等の地域における生活の維持及び継続が図られるようにする。

さらに、一の3に掲げる体制の整備による地域生活支援の機能をさらに強化す

るため、各地域内で、それらの機能を集約し、グループホーム又は障害者支援施

設(同条第十一項に規定する障害者支援施設をいう。以下同じ。)に付加した拠

点(以下「地域生活支援拠点」という。)の整備を図る。なお、障害者支援施設

を地域生活支援拠点とする際には、当該障害者支援施設については、小規模化等

を進めるとともに、地域における関係機関との連携により、施設入所者の地域移

行、地域との交流機会の確保、地域の障害者等に対する支援を行うことなど、地

域に開かれたものとすることが必要である。また、地域生活支援拠点の整備とし

てではなく、地域における複数の機関が分担して機能を担う体制(以下「面的な

体制」という。)の整備を行う場合には、個々の機関が有機的な連携の下に障害

者等に対する支援を確保していることが必要である。

4 福祉施設から一般就労への移行等の推進

就労移行支援事業等の推進により、障害者の福祉施設から一般就労への移行を

進めるとともに、福祉施設における雇用の場を拡大する。

三 相談支援の提供体制の確保に関する基本的考え方

障害者等、とりわけ、重度の障害者等が地域において自立した日常生活又は社会

生活を営むためには、障害福祉サービスの提供体制の確保とともに、これらのサー

ビスの適切な利用を支え、また、各種ニーズに対応する相談支援体制の構築が不可

欠である。

障害福祉サービスの利用に当たって作成されるサービス等利用計画については、

まずは、支給決定に先立ち必ず作成されるよう体制を維持することが重要であるこ

とから、平成二十七年度以降の利用者数の増加等に応じて更なる体制を確保する必

要がある。その上で、個別のサービス等利用計画の作成に当たっては、利用者の状

態像や希望を勘案し、連続性及び一貫性を持った障害福祉サービス又は地域相談支

援(法第五条第十六項に規定する地域相談支援をいう。以下同じ。)等が提供され

るよう総合的な調整を行うとともに、利用者の生活状況を定期的に確認の上、必要

に応じた見直しを行わなければならない。このため、都道府県及び市町村は、福祉

に関する各般の問題について障害者等からの相談に応じる体制の整備に加えて、サ

ービス等利用計画の作成を含めた相談支援を行う人材の育成支援、個別事例におけ

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支援等の社会的基盤の整備の実情を的確に把握し、特定相談支援事業所(法第五十

一条の二十第一項に規定する特定相談支援事業所をいう。)の充実のため、必要な

施策を確保していかなければならない。なお、これらの取組を効果的に進めるため、

市町村においては、地域における相談支援の中核機関である基幹相談支援センター

(法第七十七条の二第一項の基幹相談支援センターをいう。)を有効に活用するこ

とが重要である。

また、相談支援体制の構築が進むことに伴い、障害者支援施設の入所者へのサー

ビス等利用計画の作成や当該計画の実施状況の把握(利用者についての継続的な評

価を含む。)を行うことを通じて、地域移行のための支援に係るニーズが顕在化す

ることも考えられることから、障害者支援施設等(障害者支援施設、のぞみの園(独

立行政法人国立重度知的障害者総合施設のぞみの園法(平成十四年法律第百六十七

号)第十一条第一号の規定により独立行政法人国立重度知的障害者総合施設のぞみ

の園が設置する施設をいう。)、児童福祉施設(児童福祉法(昭和二十二年法律第

百六十四号)第七条第一項の児童福祉施設をいう。)又は療養介護を行う病院(法

第五条第六項に規定する療養介護を行う施設である病院をいう。)をいう。以下同

じ。)に入所又は精神科病院(精神科病院以外の病院で精神病室が設けられている

ものを含む。以下同じ。)に入院している障害者等の数等を勘案した上で、計画的

に地域移行支援に係るサービスの提供体制の確保を図る必要がある。

さらに、障害者支援施設等又は精神科病院から地域生活へ移行した後の地域への

定着はもとより、現に地域で生活している障害者等がそのまま住み慣れた地域で生

活できるようにするため、地域移行支援と併せて、地域定着支援に係るサービスの

提供体制の充実を図っていくことが重要である。

これらの相談支援の提供体制の確保を含む障害者等への支援の体制の整備を図

るため、都道府県及び市町村は、関係機関、関係団体、障害者等及びその家族、障

害者等の福祉、医療、教育又は雇用に関連する職務に従事する者その他の関係者(以

下「関係機関等」という。)により構成される協議会(以下単に「協議会」という。)

を置くように努めなければならない。

協議会は、関係機関等の有機的な連携の下で地域の課題の改善に取り組むととも

に、都道府県又は市町村が障害福祉計画を定め、又は変更しようとする際に、意見

を求められた場合には、地域の課題の解決に向けた積極的な提言を行うことが重要

である。

協議会の運営においては、協議会の下に部会を設置し、当該部会を積極的に開催

する等の協議会の活性化を図ることが重要である。例えば、医療を必要とする者が

地域で安心・安全に生活できるようにするため、精神科病院その他の医療機関や保

健所と連携の上、障害者等の実態把握、障害者等の支援に係る地域資源の評価、必

要な支援体制の構築及びその運営状況に対する評価、支援体制の改善等を行うこと

が望ましい。また、発達障害者又は発達障害児(以下「発達障害者等」という。)

や、難病の患者等への支援体制の整備が重要な課題となってきていることを踏ま

え、都道府県及び指定都市(地方自治法(昭和二十二年法律第六十七号)第二百五

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発達障害者支援センター(発達障害者支援法(平成十六年法律第百六十七号)第十

四条第一項に規定する発達障害者支援センターをいう。)や難病相談・支援センタ

ー等の専門機関との連携を確保することが必要である。また、発達障害者等や難病

の患者等への支援体制の整備について検討を行うに当たっては、都道府県(発達障

害者等に関する事案については指定都市を含む。)が設置する協議会において、当

該専門機関の出席を求め、協力を得ることが望ましい。

四 障害児支援の提供体制の確保に関する基本的考え方

障害児については、子ども・子育て支援法(平成二十四年法律第六十五号)第二

条第二項において、「子ども・子育て支援の内容及び水準は、全ての子供が健やか

に成長するように支援するものであって、良質かつ適切なものでなければならな

い」と規定されていること及び同法に基づく教育、保育等の利用状況を踏まえ、居

宅介護や短期入所等の障害福祉サービス、児童福祉法に基づく障害児支援等の専門

的な支援の確保及び共生社会の形成促進の観点から、教育、保育等の関係機関とも

連携を図った上で、障害児及びその家族に対して、乳幼児期から学校卒業まで一貫

した効果的な支援を身近な場所で提供する体制の構築を図ることが重要である。

都道府県及び市町村は、障害児を支援する体制を確保するために、法第八十八条

第三項第二号又は第八十九条第三項第四号に掲げる「その他の関係機関との連携」

の一環として、児童福祉法に基づく障害児通所支援(児童福祉法第六条の二第一項

に規定する障害児通所支援をいう。以下同じ。)及び障害児入所支援(同法第七条

第二項に規定する障害児入所支援をいう。以下同じ。)の整備についても障害福祉

計画に定め、当該計画に沿った取組を進めるよう努めるものとする。

第二 障害福祉サービス、相談支援並びに市町村及び都道府県の地域生活支援事業の提

供体制の確保に係る目標

障害者等の自立支援の観点から、地域生活移行や就労支援といった課題に対応する

ため、平成二十九年度を目標年度とする障害福祉計画において必要な障害福祉サービ

ス、相談支援並びに市町村及び都道府県の地域生活支援事業(法第七十七条に規定す

る市町村の地域生活支援事業及び法第七十八条に規定する都道府県の地域生活支援

事業をいう。以下同じ。)の提供体制の確保に係る目標として、次に掲げる事項に係

る目標(以下「成果目標」という。)を設定することが適当である。また、これらの

成果目標を達成するため、活働指標(別表第一の上欄に掲げる事項ごとの成果目標を

達成するために必要な量をいう。以下同じ。)を計画に見込むことが適当である。な

お、市町村及び都道府県においては、成果目標及び活動指標に加えて、独自に目標及

び指標を設定することができるものとする。

一 福祉施設の入所者の地域生活への移行

地域生活への移行を進める観点から、平成二十五年度末時点において福祉施設に

入所している障害者(以下「施設入所者」という。)のうち、今後、自立訓練事業

等を利用し、グループホーム、一般住宅等に移行する者の数を見込み、その上で、

平成二十九年度末における地域生活に移行する者の目標値を設定する。当該目標値

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7

が地域生活へ移行することとするとともに、これに合わせて平成二十九年度末の施

設入所者数を平成二十五年度末時点の施設入所者数から四パーセント以上削減す

ることを基本とする。

また、当該目標値の設定に当たり、平成二十六年度末において、障害福祉計画で

定めた平成二十六年度までの数値目標が達成されないと見込まれる場合は、未達成

割合を平成二十九年度末における地域生活に移行する者及び施設入所者の削減割

合の目標値に加えた割合以上を目標値とする。

なお、施設入所者数の設定に当たっては、新たに施設へ入所する者の数は、グル

ープホーム等での対応が困難な者等、施設入所が真に必要と判断される者の数を踏

まえて設定すべきものであることに留意する必要がある。また、整備法による改正

前の児童福祉法に規定する指定知的障害児施設等(以下「旧指定施設等」という。)

に入所していた者(十八歳以上の者に限る。)であって、整備法による改正後の法

に基づく指定障害者支援施設等の指定を受けた当該旧指定施設等に引き続き入所

しているもの(以下「継続入所者」という。)の数を除いて設定するものとする。

また、障害者支援施設においては、地域における関係機関との連携により、施設

入所者の地域移行に取り組むことと併せて、できる限り入所者等の生活の質の向上

を図る観点から、一層の小規模化等を進めること、障害者の高齢化・重度化に対応

した専門的なケアを行うこと及び地域との交流を確保するとともに地域の障害者

等に対する支援を行う等地域に開かれていることが望ましい。

二 入院中の精神障害者の地域生活への移行

良質かつ適切な精神障害者に対する医療の提供を確保するための指針(平成二十

六年厚生労働省告示第六十五号)に示された入院医療中心の精神医療から精神障害

者の地域生活を支えるための精神医療への改革の実現を目指すという方針を踏ま

え、精神障害者を地域で支える環境を整備するため、入院中の精神障害者の退院に

関する目標値として、入院後三か月時点の退院率(ある月に入院した者のうち当該

ある月から起算して三月以内に退院した者の割合をいう。以下同じ。)及び入院後

一年時点の退院率(ある月に入院した者のうち当該ある月から起算して一年以内に

退院した者の割合をいう。以下同じ。)並びに長期在院者数(入院期間が一年以上

である者の数をいう。以下同じ。)に関する目標値を設定する。

目標値の設定に当たっては、入院後三か月時点の退院率については、平成二十九

年度における目標を六十四パーセント以上とし、入院後一年時点の退院率について

は、平成二十九年度における目標を九十一パーセント以上とすることを基本とす

る。また、長期在院者数については、平成二十九年六月末時点の長期在院者数を平

成二十四年六月末時点の長期在院者数から十八パーセント以上削減することを基

本とする。

また、これと併せ、医療計画(医療法(昭和二十三年法律第二百五号)第三十条

の四第一項に規定する医療計画をいう。以下同じ。)における基準病床数の見直し

を進める。

三 地域生活支援拠点等の整備

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ついて、平成二十九年度末までに各市町村又は各圏域に少なくとも一つを整備する

ことを基本とする。

四 福祉施設から一般就労への移行等

福祉施設の利用者のうち、就労移行支援事業等(生活介護、自立訓練、就労移行

支援、就労継続支援を行う事業をいう。)を通じて、平成二十九年度中に一般就労

に移行する者の目標値を設定する。当該目標値の設定に当たっては、平成二十四年

度の一般就労への移行実績の二倍以上とすることを基本とする。また、当該目標値

を達成するため、就労移行支援事業の利用者数及び事業所ごとの就労移行率に係る

目標値を設定することとし、就労移行支援事業の利用者数については、平成二十九

年度末における利用者数が平成二十五年度末における利用者数の六割以上増加す

ること、事業所ごとの就労移行率については、就労移行支援事業所のうち、就労移

行率が三割以上の事業所を全体の五割以上とすることを目指すものとする。

これらの目標値を達成するため、市町村及び都道府県の障害保健福祉担当部局

は、都道府県の労働担当部局、教育委員会等の教育担当部局、都道府県労働局等の

関係機関との連携体制を整備することが必要である。

その際、都道府県ごとに、就労支援の関係者からなる障害者雇用支援合同会議を

設け、障害福祉計画の目標値の達成に向けた取組の推進等、統一的に施策を進めて

いくことが考えられる。

なお、将来的には、圏域ごとに同様の取組を行うことが望ましい。

また、これらに加えて、就労支援について、障害保健福祉施策と労働施策の双方

から重層的に取り組むため、都道府県の障害保健福祉担当部局は、都道府県の労働

担当部局及び都道府県労働局と連携して、別表第一の一の表各項に掲げる事項を平

成二十九年度の活動指標として設定して取り組むことが適当である

なお、福祉施設から一般就労への移行等のみならず、離職者や特別支援学校卒業

者に対する就職の支援、障害者に対して一般就労や雇用支援策に関する理解の促進

を図ること等、障害者雇用全体についての取組を併せて進めることが望ましい。

さらに、都道府県が工賃の向上に関する計画を作成した場合は、目標工賃等の概

要について都道府県障害福祉計画上に記載し、周知を図ることが適当である。

加えて、国等による障害者就労施設等からの物品等の調達の推進等に関する法律

(平成二十四年法律第五十号)において、都道府県及び市町村は障害者就労施設等

からの物品等の調達の推進を図るための方針を作成することとされており、障害福

祉計画において、当該方針との整合性を図りながら、官公需に係る障害者就労施設

等の受注機会の拡大について記載し、取組を進めることが望ましい。

第三 障害福祉計画の作成に関する事項

一 障害福祉計画の作成に関する基本的事項

1 作成に当たって留意すべき基本的事項

第一の一に掲げる障害福祉計画の基本的理念を踏まえるとともに、成果目標の

達成に向けて実効性のあるものとするため、次に掲げる点に配慮して作成を進め

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9

(一) 障害者等の参加

障害福祉計画の作成に当たっては、サービスを利用する障害者等のニー

ズの把握に努めるほか、障害者等の意見を反映させるために必要な措置を

講ずるよう努めることが必要である。

(二) 地域社会の理解の促進

グループホーム等の設置等サービスの基盤整備に当たっては、障害及び

障害者等に対する地域社会の理解が不可欠であり、障害福祉計画の作成に

当たっては、協議会を活用するとともに、障害者等を始め地域住民、企業

等の参加を幅広く求めるほか、啓発・広報活動を積極的に進める。

(三) 総合的な取組

障害福祉計画の作成に当たっては、法の基本理念を踏まえ、自立支援給

付及び地域生活支援事業について医療、教育、雇用等の関係機関と連携し

ながら総合的に取り組むものとなることが必要である。

2 障害福祉計画の作成のための体制の整備

障害福祉計画の作成に当たっては、障害者等を始め幅広い関係者の参加を求め

て意見の集約の場を設けるとともに、①市町村及び都道府県の関係部局相互間の

連携、②市町村、都道府県相互間の連携を図るための体制の整備を図ることが必

要である。

(一) 障害福祉計画作成委員会等の開催

障害 福祉計画 を地域の実情 に即した 実効性のある 内容のもの とするた め

には、サービスを利用する障害者等を始め、事業者、雇用、教育、医療等の

幅広い関係者の意見を反映することが必要である。このため、こうした幅広

い分野の関係者から構成される障害福祉計画作成委員会(以下「作成委員会」

という。)等意見集約の場を設けることが考えられる。この場合において、法

第八十八条第八項及び第八十九条第六項においては、協議会を設置している

場合には、その意見を聴くよう努めなければならないとされていることから、

協議会を活用することも考えられる。また、法第八十八条第九項及び第八十

九条第七項においては、障害者基本法(昭和四十五年法律第八十四号)第三

十六条第一項及び第四項の合議制の機関を設置している場合には、その意見

を聴かなければならないとされていることから、当該機関を活用することも

考えられる。

(二) 市町村及び都道府県の関係部局相互間の連携

障害福祉計画の作成に当たっては、労働担当部局、保健衛生担当部局、地

域振興担当部局、住宅政策担当部局等の関係部局及び教育委員会等の教育担

当部局並びに都道府県労働局等の関係機関と連携して作業に取り組む体制を

整備し、協力して作成することが必要である。

(三) 市町村と都道府県との間の連携

市町村は、住民に最も身近な基礎的な自治体として、法の実施に関して一

義的な責任を負っており、これに伴って、都道府県は、市町村の方針を尊重

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10

る支援を行うことが求められる。特に、障害福祉サービスを提供するための

福祉施設の整備等に関しては、広域的調整を図る役割を有している。

このため、障害福祉計画の作成に当たっては、市町村と都道府県との間で

密接な連携を図ることが必要であり、市町村は、都道府県による広域的調整

との整合性を図るため、都道府県と意見を交換することが必要である。また、

都道府県は、地域の実情に応じた障害福祉サービスの提供体制の整備を進め

る観点から、都道府県としての基本的考え方を示すとともに、圏域を単位と

して広域的な調整を進めるために、関係市町村との協議の場を設ける等、適

切な支援を行うことが望ましい。

3 障害者等のサービスの利用実態及びニーズの把握

障害福祉サービスの必要な量を見込む等の際は、地域における障害者等の心

身の状況、その置かれている環境その他の事情を正確に把握しつつニーズを把

握するよう努めることが必要である。

このため、現在のサービスの利用実態について分析を行うとともに、地域の

実情に応じ、アンケート、ヒアリング等によるニーズ調査等を行うことが適当

である。なお、ニーズ調査等については、郵送によるアンケート、障害種別・

年齢別に対象者を選択してのヒアリング、障害者関係団体からのヒアリング等

様々な方法が考えられるが、地域の実情、作業日程等を勘案しつつ、適切な方

法により実施することが考えられる。

4 区域の設定

都道府県障害福祉計画においては、指定障害福祉サービス(法第二十九条第一

項に規定する指定障害福祉サービスをいう。以下同じ。)、指定地域相談支援(法

第五十一条の十四第一項に規定する指定地域相談支援をいう。以下同じ。)又は

指定計画相談支援(法第五十一条の十七第二項に規定する指定計画相談支援をい

う。以下同じ。)の種類ごとの量の見込みを定める単位となる区域(法第八十九

条第二項第二号に規定する都道府県が定める区域をいう。以下同じ。)を定める

ものとされており、各都道府県は、他のサービスとの連携を図る観点から、圏域

を標準として当該区域を定めることが必要である。

5 住民の意見の反映

障害福祉計画を定め、又は変更しようとするときは、あらかじめ、障害者等を

含む地域住民の意見を反映させるために必要な措置を講ずるよう努めることが

必要である。この場合、作成委員会等の設置に際して、公募その他の適切な方法

による地域住民の参画、インターネット等の活用によるパブリックコメントの実

施、公聴会(タウンミーティング)の開催、アンケートの実施等様々な手段によ

り実施することが考えられる。

6 他の計画との関係

障害福祉計画は、障害者計画(障害者基本法第十一条第二項に規定する都道府

県障害者計画及び同条第三項に規定する市町村障害者計画をいう。)、地域福祉

計画(社会福祉法(昭和二十六年法律第四十五号)第百七条に規定する市町村地

(11)

11

医療計画、介護保険事業計画(介護保険法(平成九年法律第百二十三号)第百十

七条第一項に規定する市町村介護保険事業計画及び同法第百十八条第一項に規

定する都道府県介護保険事業支援計画をいう。)、子ども・子育て支援事業計画

(子ども・子育て支援法第六十一条第一項に規定する市町村子ども・子育て支援

事業計画及び同法第六十二条第一項に規定する都道府県子ども・子育て支援事業

支援計画をいう。)その他の法律の規定による計画であって障害者等の福祉に関

する事項を定めるものと調和が保たれたものとすることが必要である。

7 定期的な調査、分析及び評価並びに必要な措置

障害福祉計画に盛り込んだ事項について、定期的に調査、分析及び評価を行い、

必要があると認めるときは、障害福祉計画を変更することその他の必要な措置を

講ずることが必要である。

そのため、成果目標及び活動指標については、少なくとも年一回は実績を把握

し、障害者施策及び関連施策の動向も踏まえながら、障害福祉計画の中間評価と

して分析及び評価を行い、必要があると認めるときは、障害福祉計画の変更、事

業の見直し等の措置を講じることが適当である。中間評価の際には、協議会、合

議制の機関等の意見を聴くとともに、その結果について公表するよう努めること

が望ましい。

これに加え、活動指標については、より高い頻度で実績を把握し、設定した見

込量等の達成状況等の分析及び評価を行うことが望ましい。

二 市町村障害福祉計画の作成に関する事項

市町村障害福祉計画においては、別表第二の二の項に掲げる事項、同表の三の項

中各年度における指定障害福祉サービス、指定地域相談支援又は指定計画相談支援

の種類ごとの必要な量の見込みに関する事項及び同表の四の項に掲げる事項は定

めなければならない事項とし、同表の三の項中各年度における指定障害福祉サービ

ス、指定地域相談支援又は指定計画相談支援の種類ごとの必要な見込み量の確保の

ための方策に関する事項及び同表の五の項に掲げる事項は定めるよう努めなけれ

ばならない事項とし、同表の一の項に掲げる事項、同表の六の項に掲げる事項及び

同表の七の項に掲げる事項は盛り込むことが望ましい事項とする。また、次に掲げ

る点を考慮して作成を進めることが適当である。

1 障害福祉サービス、相談支援及び地域生活支援事業の提供体制の確保に係る目

標に関する事項

障害福祉サービス等の提供体制を確保するため、第二に即して成果目標を設定

する。また、当該成果目標については、これまでの取組を更に推進するものとな

るよう、障害福祉計画の実績及び地域の実情を踏まえて設定することが適当であ

る。

2 各年度における指定障害福祉サービス、指定地域相談支援又は指定計画相談支

援の種類ごとの必要な量の見込み及びその見込量の確保のための方策

(一) 各年度における指定障害福祉サービス、指定地域相談支援又は指定計画相

談支援の種類ごとの必要な量の見込み

(12)

12

談支援又は指定計画相談支援の種類ごとの実施に関する考え方及び必要な

量の見込みを定める。

その際には、別表第一を参考としつつ、現在の利用実績等に関する分析、

障害者等のサービスの利用に関する意向、心身の状況等を勘案しつつ、地域

の実情を踏まえて設定することが適当である。また、指定障害福祉サービス

のうち生活介護、就労継続支援(B型)(障害者の日常生活及び社会生活を

総合的に支援するための法律施行規則(平成十八年厚生労働省令第十九号。

以下「規則」という。)第六条の十第二号の就労継続支援B型をいう。以下

同じ。)及び施設入所支援の必要な量の見込みについては、継続入所者の数

を除いて設定するものとする。

(二) 指定障害福祉サービス、指定地域相談支援又は指定計画相談支援の種類ご

との必要な見込量の確保のための方策

指定障害福祉サービス、指定地域相談支援又は指定計画相談支援の事業を

行う者の確保に関する方策を定める。

この場合において、指定障害福祉サービス、指定地域相談支援又は指定計

画相談支援の事業を行う意向を有する事業者の把握に努めた上で、広く情報

提供を行う等により多様な事業者の参入を促進する等の工夫を図ることが適

当である。

特に、訪問系サービスについては、障害者等の地域生活を支える基本事業

であるため、各市町村において事業を実施する事業所を最低一カ所確保でき

るよう努める必要がある。また指定計画相談支援の事業を行う事業所につい

てもその確保に努める必要がある。なお、小規模町村等において訪問系サー

ビスを行う事業所を確保できない場合は、介護保険制度における訪問介護事

業所や居宅介護支援事業所に対して、法に基づく居宅介護事業所としての指

定を取るよう促すなどの工夫が必要である。さらに障害者が地域で安心して

暮らしていくためには、介護者が病気等になった時等に対応できる短期入所

サービスの充実を図っていくことが重要であり、医療機関が実施する短期入

所事業所を含めた指定短期入所事業所の確保に努める必要がある。

(三) 地域生活支援拠点等の整備

地域生活支援拠点等の整備については、地域レベルでの取組の基礎とする

ため、障害者の高齢化・重度化や「親亡き後」を見据え、課題に応じてどの

ような機能をどれだけ整備していくかについて、利用者の障害福祉サービス

等のニーズ、既存の障害福祉サービス等の整備状況、基幹相談支援センター

の設置の有無等各地域における個別の状況に応じ、協議会等の場を用いて、

関係機関等が参画して検討する。当該検討に当たっては、都道府県障害福祉

計画とも調和が保たれたものとすることが必要である。

(四) 圏域単位を標準とした指定障害福祉サービスの見通し及び計画的な基盤整

備の方策

施設入所者や入院中の精神障害者の地域生活への移行その他地域における

(13)

13

要となる指定障害福祉サービスの基盤整備を着実に行うために都道府県との

協働により計画的に指定障害福祉サービスの基盤整備を行うことが必要であ

る。

このため、このような市町村においては、都道府県が三の2の(四)により

サービスの種類及び量の見通し並びに整備計画を作成する際には、協働によ

り作成作業を行うとともに、当該整備計画等において関連する内容を市町村

障害福祉計画に反映することが必要である。

3 市町村の地域生活支援事業の実施に関する事項

市町村の地域生活支援事業の実施に関して、第二に定める成果目標の達成に資す

るよう地域の実情に応じて、次の事項を定める。

(一) 実施する事業の内容

(二) 各年度における事業の種類ごとの実施に関する考え方及び量の見込み

(三) 各事業の見込量の確保のための方策

(四) その他実施に必要な事項

4 指定障害福祉サービス、指定地域相談支援又は指定計画相談支援及び地域生活

支援事業の提供体制の確保に係る医療機関、教育機関、公共職業安定所その他の

職業リハビリテーションの措置を実施する機関その他の関係機関との連携に関す

る事項

第二の目標達成に向けて、障害保健福祉の観点からのみならず、医療、教育、

雇用等の分野を超えた総合的な取組が不可欠であり、医療機関、教育機関、公共

職業安定所その他の職業リハビリテーションの措置を実施する機関その他の関係

機関と連携することが必要である。

三 都道府県障害福祉計画の作成に関する事項

都道府県障害福祉計画においては、別表第三の三の項に掲げる事項、同表の四の項

中各年度における指定障害福祉サービス、指定地域相談支援又は指定計画相談支援の

種類ごとの必要な量の見込みに関する事項、同表の六の項に掲げる事項及び同表の七

の項に掲げる事項は定めなければならない事項とし、同表の四の項中各年度における

指定障害福祉サービス、指定地域相談支援又は指定計画相談支援の種類ごとの必要な

見込量の確保のための方策に関する事項、同表の八の項に掲げる事項及び同表の九の

項に掲げる事項は定めるよう努めなければならない事項とし、同表の一の項に掲げる

事項、同表の二の項に掲げる事項、同表の五の項に掲げる事項、同表の十の項に掲げ

る事項及び同表の十一の項に掲げる事項は盛り込むことが望ましい事項とする。ま

た、次に掲げる点を考慮して作成を進めることが適当である。

1 障害福祉サービス、相談支援及び地域生活支援事業の提供体制の確保に係る目標

に関する事項

障害福祉サービス等の提供体制を確保するため、第二に即して成果目標を設定す

る。また、成果目標については、これまでの取組を更に推進するものとなるよう、

障害福祉計画の実績及び地域の実情を踏まえて設定することが適当である。

2 区域ごとの各年度の指定障害福祉サービス、指定地域相談支援又は指定計画相談

(14)

14

(一) 各年度における指定障害福祉サービス、指定地域相談支援又は指定計画相談

支援の種類ごとの必要な量の見込み

区域ごとに平成二十九年度までの各年度における指定障害福祉サービス、指

定地域相談支援又は指定計画相談支援の種類ごとの実施に関する考え方及び

必要な量の見込みを定める。

その際には、市町村障害福祉計画における数値を区域ごとに集計したものを

基本として、これを更に都道府県全域で集計した結果が、都道府県障害福祉計

画における見込みの数値と整合性がとれるよう、都道府県は、市町村と調整す

ることが必要である。また、指定障害福祉サービスのうち生活介護、就労継続

支援(B型)及び施設入所支援の必要な量の見込みについては、継続入所者数

を除いて設定するものとする。

また、法施行以前に、障害福祉サービスが未実施であった市町村におけるサ

ービスの確保や、指定地域相談支援又は指定計画相談支援等の確保に留意する

ことが必要である。

(二) 指定障害福祉サービス、指定地域相談支援又は指定計画相談支援の種類ご

との必要な見込量の確保のための方策

指定障害福祉サービス、指定地域相談支援又は指定計画相談支援の事業を

行う者の確保に関する方策を定める。

この場合において、指定障害福祉サービス、指定地域相談支援又は指定計

画相談支援の事業を行う意向を有する事業者の把握に努めた上で、広く情報

提供を行う等により多様な事業者の参入を促進する等の工夫を図ることが適

当である。

(三) 地域生活支援拠点等の整備及び市町村の支援等

地域生活支援拠点等の整備については、都道府県は二の2の(三)における検

討の際に、都道府県内の市町村を包括する広域的な見地から、施設入所支援の

利用者数の見込み等を集約するとともに、各市町村から地域生活支援拠点等の

整備に関する検討状況等の聞き取りを行い、市町村障害福祉計画との調整を図

る。また、都道府県は、市町村又は圏域における地域生活支援拠点等の整備を

進めるに当たって必要な支援を行う。

(四) 圏域単位を標準とした指定障害福祉サービスの見通し及び計画的な基盤整

備の方策

施設入所者や入院中の精神障害者の地域生活への移行その他地域における

課題を踏まえ、これらの課題への対応が立ち後れている地域においては、必

要となる指定障害福祉サービスの基盤整備を着実に行うために都道府県と市

町村が協働により計画的に指定障害福祉サービスの基盤整備を行うことが必

要である。

このため、このような地域においては、圏域単位を標準として、地域にお

ける課題を整理した上で、平成二十九年度において障害者等の支援に必要と

なる指定障害福祉サービスの種類及び量の見通しを明らかにすることが必要

(15)

15

祉サービスを実施する事業者数(訪問系サービスを実施する事業者数を除く。

以下同じ。)を見込むとともに、年次ごとの事業所の整備計画(以下「整備

計画」という。)を作成することが必要である。なお、サービスの種類及び

量の見通し並びに整備計画の作成に当たっては、別表第三に掲げる事項に留

意しつつ作成することが必要である。また、作成された整備計画等の内容は、

関係する市町村障害福祉計画に反映し、都道府県と市町村が一体的に取り組

むことが必要である。

3 各年度の指定障害者支援施設の必要入所定員総数

平成二十九年度までの各年度における指定障害者支援施設(法第二十九条第一

項に規定する指定障害者支援施設をいう。以下同じ。)の必要入所定員総数につ

いては、別表第一を参考としつつ、設定することが適当である。なお、必要入所

定員総数については、継続入所者の数を除いて設定するものとする。

4 指定障害福祉サービス、指定地域相談支援及び指定計画相談支援に従事する者

の確保又は資質の向上並びに指定障害者支援施設の施設障害福祉サービスの質

の向上のために講ずる措置

指定障害福祉サービス、指定地域相談支援、指定計画相談支援及び指定障害者

支援施設の施設障害福祉サービス(以下「指定障害福祉サービス等」という。)

の提供に当たって基本となるのは人材であり、国、都道府県、市町村及び指定障

害福祉サービス等の事業者は、指定障害福祉サービス等に係る人材の養成、提供

されるサービスに対する第三者による評価、障害者等の権利擁護に向けた取組等

を総合的に推進することが重要である。

(一) サービスの提供に係る人材の研修

人材の養成については、サービス提供に係る責任者及び専門職員の養成の

みならず、サービス提供に直接必要な担い手の確保を含め、指定障害福祉サ

ービス等に係る人材を質量ともに確保することが重要である。

法の下では、サービス提供に係る専門職員として、サービス管理責任者及

び相談支援専門員を、指定障害福祉サービス、指定地域相談支援及び指定計

画相談支援の事業者ごとに配置することとしており、これらの者に対する研

修を実施している。また、サービスの直接の担い手である居宅介護従事者の

養成等についても、居宅介護職員初任者研修等を実施している。

行動障害を有する者の特性に応じた支援については、当該支援を一貫性を

持って実施できるよう、施設従事者、居宅介護従事者等に対し、強度行動障

害支援者養成研修を実施することとしている。また、精神障害者の特性に応

じた適切な支援が実施できるよう、保健所、精神保健福祉センター(精神保

健及び精神障害者福祉に関する法律(昭和二十五年法律第百二十三号)第六

条第一項の精神保健福祉センターをいう。以下同じ。)等との連携による専

門分野別の研修等地域の実情に応じた研修に取り組むことが望ましい。また、

罪を犯した障害者の特性に応じた適切な支援についても、保健所、精神保健

福祉センター、地域生活定着支援センター等との連携による専門分野別の研

(16)

16

都道府県は、それぞれの研修をサービス種別ごとに計画的に実施し、指定

障害福祉サービス等に係る人材の確保又は資質の向上に関する総合的な施策

に取り組むことが必要である。このため都道府県は、研修の実施方法、実施

回数等を定めた研修計画を作成するとともに、研修受講者の記録の管理等を

行うことが必要である。

また、介護サービスの基盤強化のための介護保険法等の一部を改正する法

律(平成二十三年法律第七十二号)による社会福祉士及び介護福祉士法(昭

和六十二年法律第三十号)の改正を踏まえ、喀痰吸引等の業務を行うことが

できる人材の育成に努めることが必要である。

(二) 指定障害福祉サービス等の事業者に対する第三者の評価

指定障害福祉サービス等の質の向上のための方策として、事業者から提供

されるサービスについて、第三者による評価を行うことも考えられる。社会

福祉法第七十八条において、社会福祉事業の経営者は、自らその提供する福

祉サービスの質の評価を行うことその他の措置を講ずることにより、常に福

祉サービスを受ける者の立場に立って良質かつ適切な福祉サービスを提供す

るよう努めなければならないこととされているところであり、都道府県は、

事業者の求めに応じて、適切な第三者評価が実施できるような体制の整備を

行い、第三者評価の制度を積極的に活用するよう支援することが望ましい。

(三) 障害者等に対する虐待の防止

障害者虐待の防止、障害者の養護者に対する支援等に関する法律(平成二

十三年法律第七十九号。以下「障害者虐待防止法」という。)を踏まえ、指

定障害福祉サービス等の事業者は、利用者の人権の擁護、虐待の防止等のた

め、責任者を置く等の必要な体制を整備し、従業員に対して、研修を実施す

る等の措置を講じなければならない。

都道府県や市町村においては、「市町村・都道府県における障害者虐待の

防止と対応」(平成二十四年十二月厚生労働省社会・援護局障害保健福祉部

障害福祉課地域移行・障害児支援室作成)に沿って、都道府県障害者権利擁

護センター(障害者虐待防止法第三十六条第一項の都道府県障害者権利擁護

センターをいう。)、市町村障害者虐待防止センター(障害者虐待防止法第

三十二条第一項の市町村障害者虐待防止センターをいう。)を中心として福

祉事務所、児童相談所、精神保健福祉センター、障害者及び障害児団体、学

校、警察、法務局、司法関係者、民生委員、児童委員、人権擁護委員等から

成るネットワークの活用、障害者等に対する虐待の未然の防止、虐待が発生

した場合の迅速かつ適切な対応、再発の防止等に取り組むとともに、それら

の体制や取組については、定期的に検証を行い、必要に応じてマニュアルの

見直し等を行うことが重要である。さらに、地域の実情に応じて高齢者や児

童の虐待防止に対する取組を行う機関とも連携しながら、効果的な体制を構

築することが望ましい。

なお、市町村においては、引き続き、住民等からの虐待に関する通報があ

(17)

17

市町村障害者虐待対応協力者(障害者虐待防止法第九条第一項に規定する市

町村障害者虐待対応協力者をいう。)と協議の上、今後の援助方針や支援者

の役割を決定する体制を取ることが必要である。

障害者等の権利擁護の取組については、障害福祉サービスの利用の観点か

ら成年後見制度を利用することが有用であると認められる利用者に対して支

援を行うとともに、後見等の業務を適正に行うことができる人材の育成及び

活用を図るための研修を行い、当該制度の利用を促進する必要がある。

5 都道府県の地域生活支援事業の実施に関する事項

都道府県の地域生活支援事業の実施に関して、第二に定める成果目標の達成に

資するよう地域の実情に応じて、次の事項を定める。

(一)実施する事業の内容

(二)各年度における事業の種類ごとの実施に関する考え方及び量の見込み

(三)各事業の見込量の確保のための方策

(四)その他実施に必要な事項

6 区域ごとの指定障害福祉サービス又は指定地域相談支援及び地域生活支援事

業の提供体制の確保に係る医療機関、教育機関、公共職業安定所その他の職業リ

ハビリテーションの措置を実施する機関その他の関係機関との連携に関する事

第二の目標達成に向けて、障害保健福祉の観点からのみならず、医療、教育、

雇用等の分野を超えた総合的な取組が不可欠であり、医療機関、教育機関、公共

職業安定所その他の職業リハビリテーションの措置を実施する機関その他の関

係機関と連携することが必要である。

四 障害児支援のための計画的な基盤整備

第一の四の基本的考え方を踏まえ、障害福祉計画に障害児支援の基盤整備に係る

内容を作成するに当たっては、可能な限り一から三までに準じて行うものとする。

障害児支援の種別ごとの必要量を見込むに当たっては別表第一の六の表を参考と

しつつ、可能な限り障害児支援の利用実態及びニーズの把握を行い、現在の利用実

績等に関する分析、障害児及びその家族の支援の利用に関する意向等を勘案した上

で、地域における児童の数の推移も含めた地域の実情を踏まえて設定することが適

当である。

また、障害児支援の基盤整備の計画を設定するに当たっては、以下に掲げる事項

について、特に配慮が必要である。

1 児童発達支援センター及び障害児入所施設を中核とした地域支援体制の整備

児童発達支援センター(児童福祉法第七条第一項の児童発達支援センターをい

う。)について、障害の重度化・重複化や多様化に対応する専門的機能の強化を

図った上で、地域における中核的支援施設として位置づけ、児童発達支援事業所

等と緊密な連携を図り、重層的な障害児支援の体制整備を図る必要がある。特に、

保育所等訪問支援(同法第六条の二第五項に規定する保育所等訪問支援をいう。

以下同じ。)等の実施される体制を構築することが望ましい。

(18)

18

以下同じ。)についても同様に、専門的機能の強化を図った上で、地域において、

虐待を受けた障害児等への対応を含め、様々なニーズに対応する療育機関として

の役割を担う必要がある。特に、短期入所や親子入所等の実施体制の整備が望ま

しい。

2 子育て支援に係る施策との連携

障害児支援の体制整備に当たっては、子ども・子育て支援法等に基づく子育て

支援施策との緊密な連携を図る必要がある。また、障害児の早期発見・支援を進

めるために、母子保健施策との緊密な連携を図るとともに、都道府県及び市町村

の障害児支援を担当する部局においては、それぞれの子育て支援担当部局との連

携体制を確保することが必要である。

3 教育との連携

障害児支援が適切に行われるために、就学時及び卒業時における支援が円滑に

移行されることを含め、学校、障害児通所支援事業所、障害児入所施設、障害福

祉サービスを提供する事業所等が緊密な連携を図るとともに、都道府県及び市町

村の障害児支援を担当する部局においては、教育委員会等との連携体制を確保す

ることが必要である。

4 特別な支援が必要な障害児に対する支援体制の整備

重症心身障害児等の医療的ケアが必要な障害児に対する支援の基盤整備の強化

を図るとともに、福祉、医療、教育等の関係機関において、共通の理解に基づき

協働する総合的な支援体制の構築を図ることが必要である。

また、虐待を受けた障害児等に対しては、障害児入所施設において小規模なグ

ループによる療育や心理的ケアを提供することにより、障害児の状況等に応じた

きめ細やかな支援を行うよう努めることが必要である。

5 障害児通所支援及び障害児入所支援の一体的な方針策定

障害児入所支援については、都道府県が実施者として必要な整備量の見込及び

その確保のための方策を盛り込んだ方針を作成する必要がある。

また、障害児通所支援と障害児入所支援は障害児支援の両輪として、相互に連

携を取りながら進める必要があるため、都道府県は、障害児通所支援の広域的な

調整及び障害児入所支援の体制整備の双方の観点から一体的な方針を策定するこ

とが必要である。

五 その他

1 障害福祉計画の作成の時期

第四期障害福祉計画は、平成二十七年度から平成二十九年度までの三年間にお

ける指定障害福祉サービス等の量の見込み等について定めるものである。

なお、東日本大震災により甚大な被害を受けた市町村及び都道府県(以下「被

災市町村等」という。)においては、障害者等の実態把握のための十分な体制の

整備及び障害福祉計画の作成に向けた準備作業が困難な場合があるため、被災市

町村等の実情に応じて弾力的な取扱いを行っても差し支えないこととする。

2 障害福祉計画の期間

(19)

19

3 障害福祉計画の公表

市町村は、市町村障害福祉計画を作成するときは、二の2の(一)に掲げる事

項については、あらかじめ都道府県の意見を聴くこととし、併せて、その他の事

項についても、都道府県と市町村が一体的に取り組むことができるよう都道府県

と調整を行うことが望ましい。また、市町村障害福祉計画を定めた際には、遅滞

なく公表するとともにこれを都道府県知事に提出することが必要である。

都道府県は、都道府県障害福祉計画を作成したときは、遅滞なく、公表すると

ともに、これを厚生労働大臣に提出することが必要である。

別表第一

一 福祉施設から一般就労への移行等

事 項 内 容

就労移行支援事業(就労移行支援を行う事

業をいう。以下同じ。)及び就労継続支援

事業(就労継続支援を行う事業をいう。以

下同じ。)の利用者の一般就労への移行

都道府県の障害保健福祉担当部局は、平

成二十九年度において、就労移行支援事業

及び就労継続支援事業の利用者のうち、一

般就労への移行者数の見込みを設定する。

公 共 職 業 安 定 所 に お け る チ ー ム 支 援 に よ

る福祉施設利用者の支援

都道府県の障害保健福祉担当部局は、都

道府県労働局と連携して、就労移行支援事

業 者 等 と 公 共 職 業 安 定 所 と の 円 滑 な 連 携

を促し、平成二十九年度において、福祉施

設の利用者のうち、必要な者がチーム支援

を受けることができるよう、支援件数の見

込みを設定する。

障 害 者 の 態 様 に 応 じ た 多 様 な 委 託 訓 練 事

業の受講

都道府県の障害保健福祉担当部局は、都

道 府 県 の 労 働 担 当 部 局 及 び 都 道 府 県 労 働

局と連携して、福祉施設から一般就労への

移行を促進するため、平成二十九年度にお

いて、福祉施設から一般就労へ移行する者

のうち、必要な者がその態様に応じた多様

な委託訓練を受講することができるよう、

受講者数の見込みを設定する。

障害者トライアル雇用事業の開始 都道府県の障害保健福祉担当部局は、都

道府県労働局と連携して、福祉施設から一

般就労への移行を促進するため、平成二十

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(※1) 「社会保障審議会生活困窮者自立支援及び生活保護部会報告書」 (平成 29(2017)年 12 月 15 日)参照。.. (※2)

⑤ 

○町田審議会会長代理